社会人プレイヤーがこの先生きのこるには

Shadowverse Player 学生に負けるな

RAGE 2019 Summer反省会

今更ですがRAGE day1の反省会します。
結果から言うと、3-2ドロップの惨敗でした。

冒頭ちょこっと自分語りしますので、デッキやレポだけ見たい人は目次から飛ばしてください。

 

 

お久しぶりです。

私事ですが、今年からブログタイトル通り(?)社会人になりました。

正直言ってシャドバにかけられる時間はガッツリ減りました。
あまり納得いく記事も書けそうになくてブログは放置状態でした。
今期は聖獅子ビショップへの注目度が徐々に高くなっていった環境ということで、(いない気がしますが)なんらかの読み物を期待していた方がいらっしゃったなら申し訳ありません。

 

5/4のRAGE予選へ向けての取り組みはというと。

JCGには出場登録すらせず。
ランクマッチではグラマスすら取れず。
ゴールデンウィークはほぼ酒を飲んで過ごしており、ちゃんとした調整は実質5/3の一日のみ。

結果は前述の通り。

終戦は通信リーサルを喰らいそのままリタイアという形になりましたが、登録締切2分前に使用リストを決めるほどデッキ選択に迷いがあり、自分が勝ち進んでday2進出→ファイナリストになるイメージは元々まったく持てていませんでした。

就活中に強行出場したRAGEの方がまだマシな心構えをしていたような気がします。
壁打ち相手になってくれた友人のYくんには申し訳ない。

 

今回、ファイナリストのセカンドデッキでもっとも多かったのが聖獣聖獅子でした。
それを(前期わざわざブログまで書いた)私が捨てたのは「ランクマッチで勝てなかった」からです。
聖獣型を環境的に弱いデッキだと思い込んだ結果、より環境に合っていないリモニウム型(なぜかランクマッチではこちらの方が勝てていた)を持ち込んだのは、明確にデッキ選択ミスでした。

もちろん理不尽で負けたゲームも多々ありましたが、今にして思えば、自分のデッキ理解がALTのままアップデートできておらず、よくない立ち回りをしたせいで負けたゲームもあったのだろうと思います。
一度結果を残したことで、聖獅子に関しては人よりも上手く回せると思い上がっていたがゆえの失敗でした。

 

今回は結果以上に、自分の取り組みに対しての反省が大きい大会でした。

ことブログに関しては、しょぼい成績でも、胸を張れる練度ではなくても、思考置き場としてもう少し活用しようかなと思った次第です。
それによって情報が自分の中で整理され、理解度が上がることも多々あるので。

 

前置きが長くなりましたが、本題に入ります。

いつものように盤面のスクショを交えて振り返りしたかったのですが、地元に帰って友人とルムマしたり2pickチケットを消化したりしてオールで遊び倒した結果、予選のリプレイが全部流れました。あたしって、ほんとバカ

明確な反省点は頭で覚えているので、文字のみで頑張ります。

 

 

使用デッキと戦績

 

ミッドレンジロイヤル

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戦績:4-1

真紅の穿孔ゼタ

とある配信で採用されているのを見て試したところ感触が良くてピンで挿しました。

6tの突進除去という点ではリーシャと役割が被りますが、こちらは手札を減らさずに役割遂行できること、4点疾走が入ることでリーサルプランを立てやすくなることを評価しています。
リーシャの登場で使徒がどうしてもほしい場面が減ったため、サーチ先問題はあまり気になりませんでした。

簒奪の従者

後4に2コス進化殴り+剣舞とプレイするとき、(リオードを除き)もっともバリューの高い進化を切れるカードです。序盤のゲームプランを立てづらくなるエルネスタ、守護が立つだけのベアを嫌った消去法での採用でした。

ただ、強く使えるのはせいぜい6tまでで強い場面も限られているので、ベアや蛇剣と散らしたほうが良かったかなと感じています。

舞い踊る刃ディオネ

9tアイテールでレイサムを持ってきたいことが多々あったので不採用です。
3点スペルが欲しければ蛇剣でいいですし、剣舞と比べると7コス3点AOEはあまりにも物足りない。

 

聖獅子ビショップ

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戦績:3-3

欠落の聖女リモニウム

6/6/5突進に弱いカードはないということで、環境前半から構築を模索していました。
聖獅子には重いが環境的に強いアサプリ3積みを正当化するために、アサプリのコストを下げて守護持ちのドロソとして使おうという発想です。

6tエンハリモニウム→7t救済マシンエンジェルのミッドビショプランも用意していましたが、ファッティポン置きが通るような相手は環境におらず、こと今回の構築では機械を削りすぎたためイージスプランも取れない(これに関してはそもそもイージスプランが基本通らないので誤差に近い)といった点があまりにも中途半端で、失敗でした。

聖騎士ヘクター

ミラー後手マリガンでキープします。
必然的に先攻の方が早く獅子が育つので、ヘクターで盤面ロックしながら顔を詰めることが後手捲り唯一の方法であると言っても過言ではないです。

安息の狂信者

ALT環境では欠点が目立つカードで個人的にアンチでしたが、今期は対Rのリーシャや対Bの聖獣と有力な仮想敵が多く、メタカードとして採用すべきカードとなっていました。相性の良いアサプリが自然と2,3枚積まれるようになったことも後押しになっています。

天界の尖兵

こいつに進化切ってもゲームに勝たないのでやめました。
レインディアも似たような理由で没。

 

docomo 0-1

先攻3ターンキルされました。こればかりは運負け。

 

デッキ選択の経緯

まず前提となる環境理解ですが、ロイヤル一強環境と断言して差し支えないでしょう。

ミラーが先攻ゲーかつ剣舞引きゲーであるため正直嫌でしたが、デッキパワーが高すぎて何にでも勝つためロイヤルの持ち込みは確定。
ナーフ無しが決まった時点から相方を探すことになり、聖獅子B、蝙蝠V、機械Vを候補として、もっともRAGE向きなデッキを検討しました。

Tier2の一角であるアーカスNcは、プレイもさることながら安定したデッキ構築が難しく、調整に失敗するリスクが高いと考えていました。加えて、個人的にネクロマンサーというクラス自体に苦手意識があったため完全に選択肢から外すことに。こいついつもネクロから逃げてるな
都合の良い正当化かもしれませんが、環境によって大きく構築が変わるデッキを選択することは、特に調整時間が取れない人には悪手だと思っています。

 

聖獅子B

前環境よりもロイヤルへの相性は悪化したものの、ブン回れば全対面を破壊できるという強みは相変わらずで、序盤まったく動けないような事故はほぼなく、長丁場かつday1とday2で環境が異なるRAGEには向いているデッキでした。

Tier2対面を想定したセカンドデッキ対決は、

ミラー:先攻ゲーかつ結晶パーツ(特に神殿)の引きゲーであり五分マッチ
蝙蝠V:お互い相手のブン回りを止められないため五分マッチ
アーカスNc:フェリの存在から先攻ゲーとなるが、回れば10t前に決着がつくため微有利

という認識でした。

理論上は最有力候補でしたが、ALT環境と違いガチガチの先攻デッキとなっており、またJCGの結果からミラーが多発することが予想されました。
また、ランクマッチでの勝率が目に見えて良くなかったため、あまり持ち込みたくないと考えていました。

 

蝙蝠V

セカンドデッキの中でロイヤルにもっとも分がありそうに見えたのがこのデッキでした。
こちらもブン回れば全対面を破壊できるパワーがありますが、全体的に引きの噛み合いに左右されるところが大きく、プレイ面でもワンミスでゲームに負けてしまうため、RAGE向きのデッキではなさそうにも感じていました。

セカンドデッキ対決は、

聖獅子B:前述した通り五分マッチ
ミラー:回復手段と飛び道具が多いため、プレイ要素多めの五分マッチ
アーカスNc:有利マッチらしいがお互い要求値が高いため引きゲー

という認識でした。

蝙蝠はOOT以降あまり触っておらずプレイに自信がなかった(聖獣にノータイムで邪眼切って友人にダメ出しされるレベル)こともあり、早々に選択肢から消えました。
邪眼進化は自傷が進まないうえプリズムスイングで簡単に返されるため動きとして弱く、その動きを引き出せる聖獣型には相性不利がつくようです(友人談)。

 

機械V

ロイヤルへの相性が最悪、と思いきやアーマードバットを不用意に盗まれなければ案外やれることがわかり有力候補に。
進化軸・機械寄せともに最大値は高いものの、デッキパワーの低さが難点で中盤戦に不安があるため、対面が上手いとまったく通用しない可能性があり、day2を勝ち抜くのは難しそうな印象がありました。

セカンドデッキ対決は、

聖獅子B:巷では有利と言われているがよくわからない。体感は五分以下
蝙蝠V:1/1の横並べが強いが翼ヴィーラへの回答がなく、五分~微有利
アーカスNc:先5セレスへの回答がなく横並べ性能も劣るため不利寄り

という認識でした。

最終的に持ち込みたかったのはこのデッキでしたが、上記の通り研究不足であり、前日に聖獅子と壁打ちして2連敗したところで断念しました。

 

今回のRAGEはロイヤルを持ち込むところがスタートラインで、もう片方は正直なんでも良かったのではないかと思います。それこそAFNmでも、異形Eでも。

ロイヤルが強すぎて高確率でセカンドデッキ対決になるため、セカンドデッキの練度が非常に重要だったので、浅く広く触っていた方は苦労したのではないでしょうか。

 

大会レポ

1回戦 ミッドロイヤル、蝙蝠ヴァンパイア(渇望2)

R-R 先〇
B-V 先×
B-R 先〇 

初戦ロイミラー5t
相手の場:3/3リオード(潜伏)、2/1アサシン
自分の場:1/1プロダクトマシーン

まず相手の手札読み。アサシンをここで吐いたということは、間違いなく剣舞を握っています。
私は簒奪の使徒ファンファーレでアサシンを取り、進化置きして、プロダクトマシーンをフェイスへ。

 

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リーシャ1コスでプロダクト叩き、ナノ進化使徒取りで盤面捲られました。

当然ですが、プロダクトでアサシン取り、使徒は顔に打って進化置き。つまりリーシャの当たり先を作らないのが正着です。流行り言葉でいえば基本の「き」。
なぜかレイサムが安着できたので勝ちましたが、初戦から猛省。

 

2回戦 ミッドロイヤル、(アーカス?)ネクロ

R-Nc 先〇
B-R 先〇

Twitterで名前見たことある方。

先5剣舞でゲーム壊れました。ナーフはよ

 

3回戦 ミッドロイヤル、アーカスネクロ(熾天使2、ファフ入り)

R-R 先〇
B-R 先×
B-Nc 先×

レート杯経験者。

3戦目ビショネク
先2神殿に熾天使、先4神殿にも熾天使を打たれ猛烈に雲行きが怪しくなる。
なんでネクロに熾天使積んでるんだよ……

8t
相手の場:3/6セレス
相手の手札:4枚(うち1枚ニコラ)
自分の場:なし
自分の手札:ヘクター、礼賛、結晶、スイング、マシンエンジェル、リモ救
状況:相手EP0、自分EP1、お互いLP20近く、アーカス未着地、結晶2プレイ、リモ救0プレイ

私はリモ救でヘクターを6コスにしてプレイ、本体進化でセレス取り、残りの2ppで結晶を投げました。

ここから、誓い+フラン呪いでヘクター取り→マシエン素置き→ファフニールと進み、このファフが取れずゲーム終了。
8tに礼賛を置いていれば9tファフで詰むことはありませんでした。ネクロの9ppに礼賛を合わせることはギルネを考慮しても有効であり、またここで礼賛を置かなければ一生置けないため、リソースを使い切るという意味でも取るべき選択肢でした。ミス負け

 

4回戦 ミッドロイヤル、聖獅子ビショップ

R-R 先〇
B-B 先〇

終わったあと「ミラー先手2本ですみません」と謝ったのはむしろ相手に失礼だった気がするので反省。

 

5回戦 ミッドロイヤル、聖獅子ビショップ

R-R 後×
R-B 先×(先3で回線落ち)

初戦ロイミラー
先攻剣舞ありvs後攻剣舞なしの序盤戦となり早期終戦を覚悟するも、リオードまでは引かれておらずなんとか耐える。
後7リーシャで戦況をひっくり返し、オクト剣舞以外で回答できない盤面を作るがどちらも持たれており崩壊。
オクトリスを一度顔で受けてレイサムを着地させ、トップセリアでリーサルの受けを作るも引けず。盃で8点まで回復して逆リーサルを見るも、トワイライトソード+ドラゴンナイツで8点削りきられました。

負けはしましたが、内容的にはその日一番良かったゲームだったので、納得はしています。

 

総合成績:3-2ドロップ

先10、後1

これだけ先攻取って負けてるんだから先攻ゲーだなんて罵倒する資格はないね

 

総括。

 

 

以上です、お付き合いいただきありがとうございました。

ミリオンカップ振り返り

配信のロイミラーは本当にごめんなさい!!!

 

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えー、、、改めまして。
ALT環境最後の大型大会となるJCGミリオンカップに出場しました。

結果は予選グループC優勝、決勝トーナメント3位タイ。
初実績&初マネー&初配信と、初物ずくめのいい経験になりました。
新カード情報ろくに見ずに練度上げした甲斐があったってもんよ。

普段から語りたがりなので痛いかもしれませんが今回は大目に見てくれると嬉しいです。

 

 

使用した構築

ミッドレンジロイヤル

予選T 8-1
決勝T 1-2

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炎獅子の大将軍

1枚出ればミラー必勝。ピンだと引いた瞬間ただのハンデスになって逆に不利になる上、構築段階でアイテールからレイサム確定サーチができないという事実は変わらないため、入れるなら2枚からだと思います。
7アイテールが動きとして弱く(7tは使徒を使いたいことが多い)、8レイサムからロングゲームしたい対面が少ないこともあり、レイサムサーチの阻害は大きなデメリットではないと判断。ミラーのロングゲームのみを見て採用しました。ミラー以外では死に札くらいに捉えています。変に直接召喚を意識してプレイが歪むとだいたい負けるので、回し方はテンプレのミッドレンジロイヤルと同じです。

ロイミラーはロングゲームになるまでがプレイゲーだと思っていて、そこからはトップの強さで勝負が決まってしまうことも多々あったので、今回のような一発勝負でミラーを絶対落とせないと考えると、こういう形で差を出した方がいいと思いました。多少の下手なら直接召喚一発でひっくり返るのも大きなポイントです。(なお多少では済まない下手をする模様)

壁打ちでは先9で出陣できたりもしたのですが、大会では意外にもミラーが少なくアグロプランを取るゲームばかりで、全体通して直接召喚ゼロとあまりいいところなく終わってしまいました。

白と黒の決闘

ドラゴン・ネメシスといったアグロプランを通したい対面が環境に多く、1ターン目が暇なターンではなくなったことから1枚削りました。ウィッチ対面では非常に重要なカードでミラーでも強いため、全抜きは考えませんでした。

前線の城壁

大将軍と相性が良いと思いしばらく入れていましたが、五面使えなくなるのでカウントの進みがそこまで変わらないことに気付き不採用になりました。

 

聖獅子ビショップ

予選T 8-0
決勝T 1-0

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アサルトプリースト

他にも後4救済や守護裏ポセイドンの処理といった聖獅子の苦手なことを全部こなせるカードなので、今の環境では2枚積むのが好みです。

愚神礼賛

過去記事で載せた聖獣獅子からは抜いていたカード。プロリーグでDNGのSpiciesプロが3枚採用しており、ミルプロの振り返り配信を聞いて認識を改め採用しました。
アサプリもそうですが、強くて山が掘れるカードは偉い。

安息の狂信者

決勝トーナメント直前にデッキ公開制と知ってあわてて検討したカード。そういう情報は事前に確認しておこうね
あまり使ったことがないため結局採用しませんでしたが、ロイヤル対面や聖獣獅子ミラーでは存在自体がプレッシャーになるため、公開制では入れ得かもしれません。

熾天使の剣

ランクマッチ対面にミラーでクソほど打たれましたが、神殿を割られたおかげで盤面が広くなりヘクターのバリューが上がって勝ち、みたいなゲームが多くて評価を落としました。
ネメシスの加速装置には出されたターンに十分な仕事をされている場合が多く手遅れで、他の環境デッキにもあまり刺さらないので、最近はずっと0枚で回しています。

 

持ち込み意図

リーダー選択から悟られない程度のロイヤル2タテ構成です。決勝Tはデッキ公開制だったのでロイメタロイの意味なくなりましたが意地で続投しました。

まずロイヤルは明確に不利な対面がなく(聖獅子とマナリアには分が悪いが相手次第な部分が大きい)、ゲームにならないほど事故ることもほぼないので早々に確定。ミラーガン寄せの大将軍採用を決めてからは相方を模索し、自分の練度と事故率の低さを考えて聖獅子を握ることに決めました。

テンポドラも有力候補だったのですが、テンプレ構築から触ってみるも思ったよりロイヤルに勝てない上にAFネメや聖獅子に抜かれることが多く、何より託宣が引けない(引いたら引いたでマナ飛ばす)ストレスが大きくて没に。
マナリアは事故ったら終わりなので一発勝負で使うのは怖くてやめました。

 

大会レポ

予選T

1回戦 ロイヤル・ドラゴン(天翔入りテンポ)
B-D 先〇
R-D 後〇

2回戦 ロイヤル(ミッド)・ネメシス(ティル入りAF)
R-R 後〇
B-Nm 後〇

3回戦 ロイヤル・ドラゴン(テンポ)
B-D 後〇
R-D 先〇

4回戦 ドラゴン(たぶんテンポ)・ネメシス(リーシェナ)
R-D 先〇
B-Nm 先〇

5回戦 ウィッチ(マナリア)・ネメシス(AF)
R-W 後×
R-Nm 後〇
B-Nm 後〇

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伝説目撃プラン

進化全部吐かせて4/5救済の裏に隠したら成功。仮に処理されてもメイシアプランはなく結晶を進めきれそうな手札だったので、ほぼノーリスクということでチャレンジしました。

6回戦 ロイヤル・ウィッチ(マナリア)
B-W 先〇
R-W 先〇

準決勝 ロイヤル・ドラゴン(テンポ)
B-D 先〇
R-D 先〇

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諸説盤面

予選で一番悩んだ場面。使徒1点顔(剣)、剣守護当て(アイラに2点)、リオード裏でエンドしました。
返しガルミ信者の50%をかわして剣ランスロット進化で勝利。合ってたかもしれないし、もっといい択あったかもしれないけど、思いつかないので貼ります。誰か教えて。

決勝 ビショップ(聖獣獅子)・ウィッチ(秘術)
B-B 先〇
R-W 後〇

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個人的ベストプレイ

ここまでの流れ:自分全キープ相手1キープ→先1救済A→後1砂時計→先2結晶→後2忌むべき→先3紡ぎ手→後3砂時計E→先4結晶結晶→後4聖獣進化

スイング4/2当て、結晶(4/4)、銅獅子進化顔面しました。
後3でスイング持ってないのが透けたので、結晶プラン完遂を近づけるため強気の攻め。アサプリが一番嫌な裏目ですが、結晶カウントで大きくリードしていることと、ヘクターを2枚持っていて聖獣プランをほぼ否定できるので、負けに直結する裏目ではないと考えました。返しが聖獣2体当たり、紡ぎ手結晶進化相討ちと弱い動きだったため、無事に結晶進めきって勝利。
聖獅子は進化権が大事なデッキではありますが、顔進化をケチると捲られることもあるので判断が難しいです。

 

決勝T

1回戦 ビショップ(純聖獅子)・ウィッチ(マナリア)
B-B 後〇
R-B 先〇

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ペトラ偉すぎる

ヘクターメンコ開幕。ここで顔8点確定したため勝利を確信。
基本ヘクターは後投げ有利なので、相手が先に投げざるをえない展開にすることができて良かったです。

 

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救済アサプリ救済と進化を切られ絶望するたたみ

盤面がグロ画像になりましたが、前のターンに我慢して使徒を引き込んでいたのが大きく、3枚目の使徒を引く運もありギリギリで耐え。簒奪の使徒とかいうカード強すぎ。

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大将軍の見せ場だったはずが

2+1+2+3=7という致命的すぎる計算ミスをしてリーサルに気付かないたたみ。ナイト当て、ヴェインランスロット、ディオネA2という別解を捻り出しなんとか勝利。
このへんから緊張で手の震えがすごいことになってました。

 

準決勝(配信) ロイヤル(城壁入りミッド)・ネメシス(ティル入りAF)
R-R 後×
R-Nm 先×

マリガンから、後手オースレス単キ。
デッキに6枚入っているカードなので返して強気にアイテール使徒を探しに行ってもよいところですが、後2でもっとも裏目がないムーブがオースレスなので安定志向でキープしました。ロイミラーは手札が軽いほうが負けると思っているのでクイブレは持ちません。

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唯一の見せ場となってしまった首飾りアイテール

先陣見えてたので上から踏まれないようにしただけ。ここではドラゴンナイツ切らせれば及第点で使徒切ってくれたら最高。幸い大将軍も引いていないので、2パスのリード守りながら進化吐かせてロングゲームすれば絶対に勝つゲームだと考えてました。

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分岐点

ターン回ってきたあたりでふと「手札だけで打点足りてんじゃね?」ということに気付きます。当初の予定はナイト当てヴェイン進化でしたが、検討してみると黒セリア択が裏目もあまりなさそうでいかにも良く見えました。
しかも相手は2パスしていたため重いカードを多く引き込んでいると予想でき(クイブレが重なってるなんて誰が予想できようか)、ノータイムで先3アイテールだったことを思い出し(本来先攻のアイテールは使徒サーチに使いたいはず)、これらのことからハンドの使徒の枚数で負けている可能性が高いと考えました。ロングゲームしても負けるかもしれない。大将軍を1枚引いてしまったこともその考えに拍車をかけました。結果、有利状況から負けたくない思いとロングゲームに対する不安から、体力も精神力も削られる持久戦を捨てて楽に勝ちに行く甘い誘惑に、私は乗りました。

ちなみに個人的には、ここの択はミスではなく分岐に過ぎなかったと捉えています。

 

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なぜか相手の体力が8点ある

もう完全にパニックで頭真っ白でした。
冷静に考えれば、次の使徒から首飾りを引けば勝ち、トップから疾走札をもう1枚引いても勝ちなので、守護は割り切ってランスロット進化+ナイト一択。使徒進化ヴェイン処理択は返しの使徒が受からなくて負けなので0点、ということはゲーム中かろうじて理解していました。

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謎択1

なんだこの択は……手汗で隣のカードが飛んでったことにしておくか……
返しの使徒が受からない上にヴェインが取れてない。-100点。

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たたみを嘲笑うかのようなトップクイブレ

前のターン顔詰めていれば勝ってたことに気付き絶句。
ここもほぼ負けではあるが実はまだワンチャンス作れた場面で、ランスロット+クイブレで4点詰めておくと、相手が奇跡的に何も持っていなかった場合トップセリアorドラゴンナイツでリーサルが取れます。

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謎択2

皮肉なことに首飾りも引けました。そして再びの謎択により見事ドラゴンナイツの受けがなくなりました。
ミルプロ、解説戸惑わせて申し訳ない……

 

さすがにショックが大きすぎてAFネメシス戦は「記憶にございません」状態で気付いたら終わってました。なので説明できることがほとんどありません。メンタル弱すぎ。

マリガン先手ワルツキープ、自分でも意味わからないんですが多分ランクマッチの癖が出たんだと思います(リーシェナそこそこいるのでネメ対面ワルツはとりあえずキープしてました)。ミルプロが解説でフォロー入れてくれてましたが、AF対面ワルツ全然評価してません。当たり前ですが、1コス、オースレス、リオード全力です。後付けの知ったかぶりとかじゃなくて本当に分かってたのにできなかった。
ロイAFは先手なら8:2レベルの有利マッチだと思ってるので落とせない試合でしたが、しっかり2パスという形で咎められて負けました。シャドウバースは甘くない。

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レイピアを捨てて相手に2ドローさせた場面

パスして盤面ロックも考えたんですが顔もたないと思って日和りました。侵略かなり雑に切ってきたことから当然2枚目を考えるべきでしたが全然頭回ってなかった。パスから7使徒で盤面返せばまだチャンスあった気がします。

最後は共鳴調整でメイシア見えたので投了意思の大将軍。今大会唯一の出番がこんなところでごめんな。
もしかしたら遅延に見えて不快だった方がいるかもしれませんが、あの苦しい数十秒は私にとって必要な時間だったので許してください。

 

まとめ

配信では醜態を晒しましたが、ここまで来られるなんて思ってなかった(そもそもリザーバーだったのでどうせ0没だと思っていた)ので、未練も後悔もありますが、結果が出せたことは嬉しく思います。

こんなネタ(実話)を書くくらい調整相手がいない中、ルムマ誘ってくれたNovさん(@no_55xx)には本当に感謝しています。ロイ2タテ構成にボコボコにされた経験は予選後半のマナリア対面ですごく生きました。

ALT環境、はじめからおわりまで濃密な3ヶ月でした。

RAGE出られないからって腐らずにロイヤルと向き合って良かった。
知名度ないからって遠慮せずに聖獅子のブログ書いて良かった。
ビショ全勝だよ全勝。結果で示したのすごない?w

気分よくイキったところで終わります。ありがとうございました!

 

3/17アンリミ大会の反省

先日のRAGEグランドファイナル同日開催のアンリミ大会に出てきました。

 

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威勢だけは良いデッキ名

結果は1-2ドロップ。

惨敗です。

惨敗ですが、敗北者の意見・感想でも無いよりはマシだと思うので、一応記録として構築の反省、自分なりの環境考察とデッキ選択の経緯を書こうと思います。
ALT環境のアンリミテッドは大会前の一週間しか触っていないため、有識者の認識から外れた表現が存在する可能性がありますが、その辺はご容赦ください。

 

構築

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魔法剣疾走W

ドロシーWこと魔法剣疾走W。1-3。
敗因に直結はしなかったものの欠陥構築です。ゴレアサは絶対3。かわりに統一かドロシーが2でも良かった説はありましたが、ここを減らす勇気はありませんでした。

 

実験開始:ゴレアサがやや使いづらく感じたため採用。ガデゴ1コストならくっつきが俄然良くなるため盤面形成が楽になり、上振れ要素感はありますが感触はかなり良かったです。じゃあなぜゴレアサの枚数を落としてしまったのか。。。

虹の輝き:ブラストの枠を空けたかったので減らしました。あと先2で打てないのが気になった。じゃあなぜゴレアサを(

ウィンドブラスト:盤面処理札が案外薄いため0は嘘だと思います。ケツ5以上を楽に割れるのが強み。

次元の魔女ドロシー:後手のマリガンでは返します。

 

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ミッドD

巫女入りアグロD、いわゆるミッドD。1-1。

うひょぞ(@1111bohyou)さんがJCG優勝した構築の40枚コピーなので語ることは何もありません。ドラスネのかわりに大鎌を採用した構築も出てきたみたいですが、慣れている方を使おうということでワカメ型に。

本当はアイラ2フィルレイン3で登録したかったのですが寝落ちしてしまい変えられませんでした。おばか。

 

環境考察とデッキ選択

JCGの結果と上位陣のリストのみチェック。
正直、何使っても勝てそうだし何使っても負けそうな環境なので、Tier表は度外視して相性重視でデッキを決めることに。

スパルタクスR、セラフBといった特殊勝利系は(実際のプレイ難度は置いておき)ゴールが明確なため手を出しやすく、普段あまりアンリミやらない層に人気がありそう。スパがセラフに有利らしいのでスパの方が多いと予想。

前寄せのe-sportsV、ドロシーWはパワーこそ高いものの、ブレ幅が大きいため好まれないと予想。アグロ系全般も同様。

ミッドNcは安定感があり、唯一分が悪そうなセラフの立ち位置が良くないことも鑑みて最大手と予想。

アグロDはJCGで結果を残しておりそれなりにいると予想。ただミッドNcが最大手とすると立ち位置は悪く、伊達巫女入りのミッドDの方が勝ちやすそう。

ランプD、蝙蝠V、otkE、超越Wあたりは不利対面の多さや引き・プレイの要求値の高さが気掛かりなため少ないと予想。

 

ざっくりこんな感じで考えて、スパルタクスR2タテを狙いながらミッドNcにも不利がつかないデッキを探すことに。

また、わざわざ幕張まで行って「後攻なので負けました」は精神的につらいため、後攻でも戦えるデッキ選択をしようと考えました。

 

ドロシーW

ランクマッチで一番感触がよく、個人的に好きなデッキでもあり、先後問わずゲームができ、しかも調べたらスパルタクスにガン有利らしいため確定。
有識者のブログやらプロの解説やら、マリガンからプレイの考え方までたくさんネットに落ちており、短い期間で練度が上げやすいと思ったことも大きな要因でした。

 

アグロD(ミッドD)

アグロ系の中ではもっともパワーが高く、先攻ならほぼスパルタクスを貫通するためこちらも有力。ミッドNcへの相性が改善されているミッドDの方が自分好みでした。
ただミッドにしたことでスパルタクスへの相性が怪しくなっており、方向性としては中途半端だったかもしれません。

 

ミッドNc

明確に不利な対面がないアンリミ最強デッキのためかなり有力でした。
しかし練度の問題からミラーは自分不利の可能性が高く、スパルタクスにもそこまで有利取れてなさそうで結果的に断念。今思えば逃げただけですね……

 

蝙蝠V

こちらはブンで全対面破壊できるので練度不足を誤魔化せるという意味で有力でした。
それなりに回したんですが、花園を引けないとパワーが低く、後攻だと特殊勝利に間に合わない等の理由で消去。

 

エイラB

対処不能な盤面を作る能力が高く、環境にほぼいないデッキタイプなので相手の経験値を無にできるため、しばらく可能性を模索していました。
蝙蝠と同じくらい回しましたが、結局エイラ引けないときがゴミすぎて捨てることに。

 

スパルタクスR

えすぴープロのランクマッチ配信のアーカイブがopenrecにあり、短い期間で練度上げできそうなため一応候補ではありました。「ミラー後手捲れない」らしいので切り捨てました。エーテルを節約したかったというのも大きい

 

簡易レポ

1回戦 Nc・B
ドロシーW-ミッドNc 先負
ミッドD-セラフB 後?負

初戦、先5狂信者魔法剣進化フェイスを叩き込むも不死者イーターで処理。先6でも狂信者魔法剣進化フェイスで押す選択肢があったが、裏目を考えすぎて次ターンのドロシーと展開を合わせるため温存。この判断ミスが響いてライフ詰め切れずLO負け。

2戦目、序盤アグロムーブが成功するも聖域2枚から無限にバロンが立つ展開に。ポセイドンで盤面ロックして伊達を引けば勝ちの状態まで持っていくも、トップ・サモナー・アイボリーの3枚で伊達を引けず終戦

 

2回戦 R・E
ドロシーW-抜刀アグロR 後勝
ミッドD-抜刀アグロR 先勝

初戦、アグロ2本と予想しキマイラをキープ。相手の2パスに助けられ展開が間に合い勝利。

2戦目、先1アイボリーからひたすらトレードで顔を守りポセイドン連打でコンシード。

 

3回戦 Nc・D
ドロシーW-ミッドD 先負
ドロシーW-ミッドNc 先負

初戦、スペルをマジミサ・スナイプ・実験開始の3枚しか引けず秒殺。

2戦目、デッキの下半分に9コスが全部埋まり勝ち筋なし。

 

ドロシーの下振れはどうしようもないので、結果的には取れそうだった1回戦の初戦を落としたのが全てでしたね。結局は練度不足。仮想敵のスパルタクスはあんまりいなかったみたいで、環境読みも甘かったです。
ちなみに1回戦のお相手はプレーオフ決勝まで進んでました。やはりネクロから逃げてはいけなかった。

結論、アンリミはネクロが板!

 

聖獅子宗教戦争を考える

アディショナルカード追加後に構築が二分化したのを受けて、もう一度聖獅子について考えることにしました。

というのも、Twitterを見てる限り「聖獣入り意味わからん」「聖域入りは雑魚」と意見が真っ二つに分かれており、両方不採用で天使の泉を採用した聖獅子ビショップまで現れはじめ、もうこれわかんねーな状態になりつつあったからです。(有識者間でどういう結論になっているのかは知りません)
今回は新興勢力の聖獣型からアプローチして、宗教戦争の原因を探ろうと思います。

長くなるのでざっくり結論から言うと、聖獣型と聖域型はそもそもゲームプランの立て方がだいぶ違っていて、同じ感覚でもう片方のタイプを使うとうまく回りません。
デッキとしてはどちらも強いので、自分のプレイスタイルに合う方を選択することが大事だと思います。

名実ともにTier1となってしまい無名・無実績マンとしては若干語りづらくなってしまった聖獅子ビショップですが、まぁ気にせず書いていきます。

 

《楽園の聖獣》採用型

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たたみの構築1

アディショナルカードとして追加された楽園の聖獣と、1コストフォロワーとしては破格の能力をもつペトラを採用した聖獅子ビショップ。
まれにゴブリンやギルネリーゼまで採用したアグロタイプの聖獅子も見かけますが、そこまで行くと最強カードのはずの神殿が邪魔でしかなくなるので、個人的にはアンチです。

聖獣型はテンポデッキとしての性質がより強くなっており、小型フォロワーの横並べからヘクターのバフを乗せてリーサルを取るプランが、メインプランの一つと呼べるほど太くなっています。従来では必須カードだった愚神礼賛も、しばしばテンポ的な観点から外されることがあります。
宝石の甲羅が入ってくる構築も見かけるようになりましたが、そこまで行くとさすがにやりすぎな気も……1コストを大量に搭載しているぶんトップが強くないデッキなので、甲羅に限らず、中盤以降死に札になりやすいカードは極力入れない方がいいです。

アサルトプリーストは自由枠ですが、テンポカードとしては最強レベルの単体スペックを持っており、中型以上のフォロワーが取りづらい(特にミラーの後4救済、ロイヤルの先5ヴェイン)という欠点もカバーできるため適任だと考えています。
熾天使の剣もそうですが、聖獅子の自由枠は文字通り自由なので、仮想敵を明確にして選定することを推奨します。

 

聖獣の強み

なんといっても後4の爆発的な展開力です。PPブーストのようなテンポロスをせずとも4ターン目にエンハンス6オルカが打てるのはバグとしか言いようがありません。
先4ではすごいアセンティックナイト程度のスペックになりますが、場に出た聖獣の先5顔進化が相手へのプレッシャーになります。自分の手札と対面次第ではありますが、プリズムスイングを握っている時などは狙っていきたい動きです。

また、これはレアクロエ(@reakuroe)さんの受け売りですが、進化を切ると以降1/1/2フォロワーが1/2/2フォロワーとなり、コスト面で神殿なしでもズルできる点も大きな強みです。
今までは空いたコストに1コスフォロワーをくっつけてもプレッシャーが低すぎてトレード要員にすらならない有様だったので、コンセプトとして大きく改善されていると感じました。

このあたりは色々言っても先駆者の劣化コピーができてしまうだけなので記事ごと引用します。2月の段階から聖獣の詳細な考察をされていてすごい。

 

blog.goo.ne.jp

 

聖獣を1ターン目に出すのはタブー?

何を当たり前のことを、と言われそうですが、思考停止せずに考えることにします。
まず、聖獣型にも1-2枚採用と3枚採用で二種類のタイプがあり、聖獣に対する考え方が異なることを知っておく必要があります。

1-2枚構築では、聖獣は後手捲りのパワーカードかつデッキ圧縮を目的として採用されています。
山の聖獣が2枚以下であれば、エンハンス4で聖獣をプレイした際、リクルート先に必ずペトラが含まれることになります。ファンファーレでデッキを2枚圧縮し、ターン終了時に聖獣が1~2枚埋まるため、少なくとも山が太って結晶が引きにくくなるという事態は起こりません。この考え方は聖獣2枚構築で27連勝されたニコ/SFS(@Niko__SV)さんのツイートを参考にしています(元ツイを探したら消されていましたが)。
この場合、毎ターン山を太らせていく聖獣の1ターン目置きはコンセプトに反してしまうため、先後問わずしてはいけません。

3枚構築では、聖獣を単体パワーカードかつ1コストとしてのくっつきを目的として採用されています。
エンハンス聖獣の連打による盤面勝ちプランを明確に見た構築のため、後攻で聖獣が被っている場合、1ターン目でも出していいと考えています。もちろん聖獣に進化を切ることが前提の動きなので、聖獣が被っていない場合や先攻の場合は出さない方がいいです。
実はこのあたりも上に挙げたレアクロエさんのブログに詳しいです。

 

聖獣型の立ち回り

従来型の聖獅子に慣れていると意識するのが難しいと感じたところを列挙していきます。これが正解というわけではなく、考え方の一つとして受け取っていただければと思います。

聖獣型はドローソースを削って1コストフォロワーを入れているため、手札が枯渇しがちです。山が掘れないため、引ける結晶生成札の枚数も必然的に少なくなります。
そのため、結晶は早めからエンハンスで打つことを意識します。具体的に言うと、4枚目以降なら神殿なしでもエンハンス打ちを検討するべきです。1/2/2でズルしているぶん5/4/4が許容されるイメージですね。
ちなみに、ランクマッチの対面から銅獅子の結晶をエンハンスで打たれることもありましたが、さすがに5/2/2は許容範囲超えてると思いました。よほどやることがない時以外は避けた方が良さそうです。

救済の聖獅子について、今までは進化を切りたいフォロワーが他にないため極力アクセラレートで使いたくないカードでしたが、聖獣型では進化の優先順位が聖獣>救済のため、テンポロスにならない場面では開いても良いです。
自分の構築だと2コスを削っていることもあり、2ターン目のアクションが見えないことも多く、よく初手救済アクセラレートからスタートしています。テンポデッキなのでマナパスだけは絶対に避けます。

横並べでヘクターの圧をかけて盤面に付き合わせ、その隙をついて結晶を育てるというコンセプトのため、1枚目の神殿を引いても置かないタイミングが多々あります。もちろん手札次第ですが、後攻では2tでも置かなかったりします。

では、それなら神殿の重要度は下がっているのかというと、実はそうではないようです。
結晶完成を目指す場合、山を掘る手段に乏しいので、前述したように結晶をエンハンスで回していく必要があります。こうなったときに限り、かなり神殿に依存した立ち回りを強いられます。
つまり何が言いたいかというと、熾天使の剣が刺さりがちです。特に先攻は獅子プランを崩されると勝ちきれないパターンが結構あります。神殿への依存度はむしろ上がっていると考えていたほうが良さそうです。

マリガンは従来型の聖獅子とそこまで考え方は変わりませんが、「後手の聖獣を単キープする」点が大きな相違点と考えています。
これもレアクロエさんのブログに詳しいので割愛です(三度目)。

 

まとめると、聖獣型は

  • 序盤から小型サイズ(2/2)の横並べを押し付けるテンポデッキ
  • 結晶はエンハンスで使いたい
  • 神殿への依存度は高め(特に先攻)

な聖獅子ビショップというのが、執筆段階での自分の認識です。 

 

《いにしえの聖域》採用型

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たたみの構築2

アディショナル前の記事でも書いた、いにしえの聖域+気高き教理のギミックを採用した聖獅子ビショップ。
構築はほぼ前回と同じなので概要等は割愛しますが、聖域型は

  • 中盤に中型サイズ(4/4)の横並べを押し付けるコンボデッキ
  • 結晶はエンハンスで使わない
  • 神殿の重要度は高いが依存度は高くない

な聖獅子ビショップです。

少なくとも、聖獣型と聖域型はだいぶ違うデッキであることがわかると思います。というか別物です。環境によってそれぞれの立ち位置が変わるだけで、聖獅子ビショップと一括りにして優劣をつける問題じゃなさそう、というのが自分なりに宗教戦争を分析した結果となります。

 

天使の泉ってどうなの

少し話題となった第三勢力・天使の泉入り聖獅子ビショップですが、ランクマッチで回してみた感想は「このカードカス」です。さっき優劣つけないって言ったのに
泉は単純にテンポロスで、中盤以降ほぼ死に札と化し、盤面を2ターン占領し、リターンは割れた後の1ドローのみと、正直何がいいのかよくわかりませんでした。

しかし(進んで打ちたくはないものの)教理の打ち先となる点に着目したところ、聖域型の山を掘るカードとして役割を持てることが判明しました。泉教理は3コスト2ドローなので精神統一です。カードは2枚消費していますが、このタイプの聖獅子ビショップにとって結晶以外のカードは無いものとして扱うので気にしなくて大丈夫です。コンボデッキなので多少のテンポロスには目を瞑ります。

つまり、聖域型はフィニッシュをほぼ結晶の完成に依存しており、コンボパーツの偏りによる事故を軽減できるため、サブプランに一切貢献しない泉を採用することができたということです。他の型や単体での採用はデッキパワーを落とすだけです。

……これだけ言っておいてなんですが、泉の枠には熾天使の剣でも入れた方がいいかもと最近思い始めています。やっぱりこのカードカス。

 

聖獅子ビショップ(ALT中期)

最近になって聖獅子の使用者が増えてきたので、ちょっと語りたくなりました。
1月JCG予選決勝負け、2月グランプリ決勝4-1、と使用者が未熟なため結果を出しきれていませんが、何か参考になれば幸いです。

 

 

構築

 

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すっかり主流となった聖域入り。
結晶を回しきる無限疾走プランと、ヘクターによる盤面制圧プランの二枚看板で戦います。
ヘクターピンとか普通にありえないので3枚積みましょう。パワーis正義。

聖域3の構築が多い印象ですが、結晶がブン回っている時は使わないカードで被りもあまり許容できないため、自分は2枚採用が好みです。
聖域は相手のテンポを奪うカードで、バロンに弱い進化を吐かせることで、後のヘクターや4/4横並びをより重くする役割があります。バロン空進化がマナリアウィッチに強いと言われる理由もこれで、グレア灼熱や白竜進化で処理されはしますが、ミラに切る進化権を奪い秘術を取らせないことでマナリア側の捲り筋を消しています。

教理は絶対に3枚です。2/5/4選択不可守護1ドローなので減らす理由がありません。神殿を置いている状況でも聖域を置くことが許されるようになり、6tスイング結晶教理などのハイパームーブに繋がるパワーカードです。
その他、終盤腐りがちな礼賛にも仕事を与えることができますし、軽いコストで山を掘れる点でも結晶生成札を集めるコンセプトに合致しています。

尖兵は自由枠です。先日までここに宝石の巫女を入れていましたが、あまりにも先攻が取れず入れ替えになりました。元々先攻は強いデッキなので、後手捲りのカードを入れる方が筋は良いのかなと思います。

 

聖獅子への誤解

これが書きたかっただけという説はある。 

 

その1:神殿が引けないとゴミ

DBN聖獅子のイメージが抜けていない人に多いと思います。
当時は結晶生成札が12枚で、結晶を6回プレイするためにはエンハンスでの使用がほぼ必須でした。エンハ結晶は5/4/4バニラ、そこまで回っていなければ5/2/2バニラのプレイとなり、神殿のPP回復がなければ大きなテンポロスです。また、神殿自身が結晶生成札でもあるため、結晶の6回プレイは神殿の有無に大きく依存していました。

今の聖獅子は、神殿への依存度が以前より下がっています。
救済の聖獅子の追加によって結晶生成札が増え、結晶をエンハンスで打たなくてもカウントを進めきることができるようになったからです。
礼賛・教理・1法典で細かく山を掘れるデッキなので、引きの要求値もそこまで高くありません。マリガンでもいわゆる神殿全力はせず、結晶生成札を集めて2コスで打ちまくる立ち回りが成立します。

 

その2:作業ゲーで面白くない

脳死で結晶打つだけでしょ、と思っている食わず嫌いさんはtwitter見てると意外に多いみたいです。
このデッキ、ロイヤルには劣りますが、ほどほどに分岐が多いです。択が難しい場面もあり無限に悩めます。使ってて飽きない、いいデッキです。
毛色は違いますが、OOT蝙蝠ヴァンパイアが好きだった人には特に触ってみてほしいですね。

 

聖獅子の強み

 

その1:ドブンがある

先2神殿で全対面有利。
永遠に結晶だけ引く最強パターンは先後関係なくどのデッキも破壊します。
特に試合数の多い大会では、イージーウィンがあるという点は大きな強みです。

 

その2:環境的に立ち位置が良い

獅子が盤面の殴り合いに強い。守護のスタッツが大きい。除去スペルも豊富。結晶の性質上リソース勝負を否定できる。これらの点から、今の環境に多いロイヤル・ネクロマンサーに対して有利です。
リーサルターンが10より早いのでマナリアウィッチにも有利ついてます。tier1群にこれだけ強く出られるデッキなのでtier1認定される日も近いのでは。

 

その3:対策が難しい

メタカードとして真っ先に熾天使の剣が挙げられると思いますが、前述したように今の聖獅子は神殿への依存度が下がっているので、熾天使を打ったからといって完全に動きが止まることはありません。実際、プロリーグの2ndシーズンセミファイナルで、みずせ選手の先2神殿をきょうま選手が後2熾天使で割る場面がありましたが、結晶の枚数で押し切って聖獅子が勝っています。
小手先のメタカードで対策することが難しくなったので、有利対面やtier外の地雷デッキに滅法強い(いわゆる雑魚狩り性能が高い)ところは実践的な強みと言えます。

 

マリガン

 

聖獅子の結晶救済の聖獅子
先後対面問わず、全部キープ

聖獅子の神殿プリズムスイング
先後対面問わず、2枚までキープ

平和の紡ぎ手
対面問わず、先攻2枚まで、後攻1枚までキープ

詠唱:翼の砂時計
エルフ・ロイヤル・ネクロ対面、先攻神殿とセットキープ、後攻1枚までキープ

他はすべて流します。1法典もキープしません。
3点突進で盤面に干渉することが大事なマッチ以外では、砂時計も返して結晶を探します。

 

相性表

ランクマッチとJCG、グランプリを通しての体感です。試行回数も多くないので話半分にしといてください。

 

vsロイヤル
ミッドレンジ:微有利

vsネクロマンサー
アーカス:有利

vsウィッチ
マナリア:有利 秘術:不利

vsドラゴン
サタン:五分 テンポ:微有利

vsネメシス
AF:微不利 リーシェナ:有利

vsエルフ
アグロ:不利 コルワ:有利

vsヴァンパイア
蝙蝠:微不利

vsビショップ だいたいミラーなので五分